【トピックス】
ユーロ圏6月CPI(確報):前年比+0.1%(予想+0.1%、前回+0.1%)
米5月住宅着工件数:
97.4万件(予想109.5万件、前回89.1万件→93.4万件)
パウエルFRB議長:
「米国でのマイナス金利は適切とは見ていない」
「イールドカーブコントロールの採用は決定していない」
「財政支援の早急な引き上げはしないよう要請」
バルニエEU主席交渉官:
「 EUとの合意を望むかどうかは英国次第」
「英国は経済問題だけを協議したがっている」
メスター・クリーブランド連銀総裁:
「2020年末の米失業率は9%前後と予想」
「米国でのマイナス金利の適用を支持せず」
「現時点でフォワードガイダンス強化の必要なし」
トランプ大統領:
ウイグル人権法案に署名
G7外相共同声明:
香港への国家安全法導入で再考を求める共同声明を発表
【米株式、債券市況】
NYダウ平均 26,119.61(-170.37)
ナスダック総合 9,910.53(+14.66)
米10年債利回り 0.733(-0.021)
【為替相場】
ドル円106円台後半。株安・米長期金利低下を受け、ドル円は下落
東京時間:
ドル円は107円30銭付近でスタート。日経平均株価が軟調に推移する中、ドル円は107円20銭台で小動きが継続。特段の材料もなく、終始動意に欠ける展開が続いた。
海外時間:
米長期金利に連れてドル円は107円40銭台にまで小幅に上昇。その後は
小動きが続くも、NY時間に入り米長期金利が再度低下し始めるとドル円
は反落。米株の軟調な展開もあり、一時106円95銭の安値を付ける場面
も見られた。
<今後の材料>
米株の上昇が頭打ちとなる中、昨日のドル円は米長期金利の低下もあっ
て円高優勢の展開。円は主要通貨に対して全面高となり、106円台まで
値を下げた。
米株高を背景にこれまでドル安が進んでいたが、株価にもそろそろ頭打
ちの気配が出てきた。加えて、19日に欧州会議で議論される7500億ユー
ロのコロナ復興基金(成立は7月と見られる)の動向も不透明であり、
これを受けてユーロ安が進んでいることもドル高要因となった。現在は
ドル高・米株安の動きとなっており、この局面では米金利低下・円高が
進みやすい。目先は欧州会議に注目が集まるタイミングであり、ユーロ
の動きがドル円にも影響しそうだ。尤も、ドルと円は同方向に売買され
る傾向があり、値動き自体はさほど大きなものにならないだろう。
本日のドル円予想レンジ:106円40銭~107円40銭
【香港市場】
ハンセン指数(前日終値) 24,481.41(+137.32)
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.78
【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1230/+1280
Source: Bloomberg