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【為替】トルコリラ円見通し 対円最安値更新、地政学的リスク多くリラ売り継続

トルコリラ 対円安値更新

現在トルコリラが悲惨な状況になっています。FXでスワップ狙いでトルコリラを保有している方は、大損になっていると容易に想定出来ます。

【概況】

トルコリラ円は10月14日午前安値で13.26円を付けて対円での史上最安値を更新している。

9月24日にトルコ中銀が4会合ぶりに政策金利を引き上げたことで13.60円台から9月25日高値14.01円まで一時反騰したが、9月27日にアゼルバイジャンとアルメニアによる大規模軍事衝突=ナゴルノ紛争が勃発したことで9月28日に13.28円まで急落となり、中銀利上げによるリラ高が打ち消された。

紛争報道当初の売り一巡で10月1日には13.80円までいったん戻したが、紛争長期化、トルコの外貨準備高減少と経常収支悪化、消費者物価上昇率の高止まりによる実質マイナス金利状態の継続、東地中海のガス田探査によるギリシャ・EUとの対立、ロシア製ミサイルシステム導入による欧米からの制裁懸念、などなどのトルコリスクを抱えた状況が続き、10月11日にナゴルノ紛争がいったん停戦に合意したものの翌日から戦闘が再開するなど情勢改善が見られないことでリラ売りが一段と強まる状況にある。

引用:FX羅針盤

トルコリラチャート

対円で、13.26円と最安値を付けています。ちなみに金利は、8.25%となっています。

リーマンショックの時、トルコリラに投資していたことがありトルコリラは二度と投資しないことに決めました。その理由は、金利≒リスクの高さを言えるためです。

チャートを見ても分かるように13円と言うのは、安いようで安くない感覚が重要となります。FXトレーダー(スワップ狙い投資家)が、アフィリエイト口座開設を目的にトルコリラは良い、日本と比較して8%台は、投資妙味があり、投資を推奨する状況を見ます。その様なインチキ投資家のブログを見て投資を行ってはいけません。

新興国のスワップ狙いで長期投資は、控えた方が間違いないと考えています。損切、撤退の結末が見えているからです。スワップ金利を得ることで、含み損が解消する等の無責任な説明がありますが、下落する時のスピードは信じられない位に早いです。

トルコリラがこのような暴落状況になっている事、またこのような通貨に投資してはいけないと思い緊急で記事として取り上げました。