経済情報

本日の金融トピック 2020.6.29

【トピックス】
米5月個人所得:前月比-4.2%(予想-6.0%、前回+10.5%→+10.8%)

米5月個人支出:前月比+8.2%(予想+9.3%、前回-13.6%→-12.6%)

米6月ミシガン大学消費者マインド:78.1(予想79.2、前回78.9)

米国務省:
香港国家安全法巡り、中国共産党幹部のビザ制限

【米株式、債券市況】
NYダウ平均 25,015.55(-730.05)
ナスダック総合 9,757.22(-259.78)
米10年債利回り 0.638(-0.036)

【為替相場】
ドル円107円台前半。米株安が進むも、ドル円は小動き

東京時間:
ドル円は107円台前半でスタート。日経平均株価が底堅く推移する中、
ドル円は値動きに欠ける展開。特段の材料もなく、終始107円台前半で
の小動きが続いた。

海外時間:
欧州入りにかけてはドル売りが優勢となり、ドル円は一時106円台後半
まで下落。しかし売りが一服すると徐々に値を戻し、NY時間に入り米株
が大幅下落となる中で、ドル円はドル高の流れからこの日の最高値とな
る107円36銭を記録する場面も見られた。

<今後の材料>
米株安を受けてリスクオフの展開となるも、為替相場への影響は限定的
。ドル円は一時107円を割り込む場面もみられたが、総じて107円台前半
での小動きが続いた。

今週は7/2(木)の米雇用統計に注目が集まり、それまでは米株の動き
に連動した展開となりそうだ。但しリスクオン(オフ)局面でもドル円
は動意に欠けた動きが続いており、値幅自体は限定的だろう。

なお、香港国家安全法案は明日にも成立する見通しである。米政府の制
裁はある程度織り込まれていたものの、株安局面ということもあり米中
関連のヘッドラインには引き続き注意を払いたい。

本日のドル円予想レンジ:106円70銭~107円70銭

【香港市場】
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.82

【オフショア人民元相場】
ハンセン指数(前日終値) 24,549.99(-231.59)
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1230/+1280

Source: Bloomberg