経済情報

本日の金融トピック 2020.6.24

【トピックス】
独6月PMI:
製造業   44.6(予想42.5、前回36.6)
サービス業 45.8(予想42.3、前回32.6)

ユーロ圏6月PMI:
製造業   46.9(予想44.0、前回39.4)
サービス業 47.3(予想40.5、前回30.5)

米6月PMI:
製造業   49.6(予想50.0、前回39.8)
サービス業 46.7(予想48.0、前回37.5)

ナバロ米大統領補佐官:
「米中通商合意は終わった」
「(上記発言の釈明として)第一弾合意は依然有効」

クドローNEC委員長:
「米中通商合意は終わっていない」

トランプ米大統領:
「中国との通商合意は全くの無傷」

イエメンTV局:
「サウジアラジアがイエメンの発射した弾道ミサイル3発を迎撃」

ムニューシン米財務長官:
「米経済は年内にリセッションを脱する可能性も」

NYダウ平均 26,156.10(+131.14)
ナスダック総合 10,131.37(+74.89)
米10年債利回り 0.712(+0.005)

【為替相場】
ドル円106円台半ば。ナバロ発言等を受け、ドル円は荒い値動き

東京時間:
ドル円は106円台後半でスタート。10時過ぎに米大統領補佐官の発言が伝わると、米中貿易協議の決裂が意識されてドル円は106円70銭台まで急落。その後、これが否定されると相場は反発し、昼前にはドル円は107円20銭付近まで上昇。株価が堅調に推移する中、その後は同水準でもみ合う展開が続いた

海外時間:
107円丁度付近での値動きが続く中、NY時間に入るとドル売り・円買いの勢いが強まり107円割れ。その後ドル円は下げ幅を急拡大し、5月7日以来の安値となる106円08銭を付ける場面も見られた。売り一服後は小幅に値を戻し、ドル円は106円50銭付近で推移した。

<今後の材料>
ナバロ発言は相場に冷や水を浴びせたものの、その後火消に成功したことで相場はリスクオンの流れ。ユーロ等の欧州通貨が上昇する中、この日もドルは広い通貨に対して売りが進んだ。

NY時間のドル円急落に関しては、某通信会社が保有する米国株売却に伴う円転とも言われているが、詳細は不明。ただし、ドル安の流れが続く中で円高圧力がかかり易かったのは事実だろう。昨日のドル円の動きは一時的なものである可能性が高く、特段のヘッドラインがない限りは再び値幅に欠ける動きに戻りそうだ。

本日のドル円予想レンジ:106円40銭~107円40銭

【香港市場】
ハンセン指数(前日終値) 24,907.34(+396.00)
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.74

【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1260/+1310

Source: Bloomberg