経済情報

本日の金融トピック 2020.6.16

【トピックス】        
中5月鉱工業生産:前年比+4.4%(予想+5.0%、前回+3.9%)

中5月小売売上高:前年比-2.8%(予想-2.3%、前回-7.5%)

米6月NY連銀製造業景気指数:-0.2(予想-29.6、前回-48.5)

FRB:
広範な米社債買い入れ開始へ。緊急融資プログラムの一環

中国政府関係者:
「トランプ氏再選なら米国の同盟関係崩壊。貿易の打撃に勝る利益」
「米中関係、大統領選でどちらが勝っても悪化する公算大」

ジョンソン英首相:
「EUとの通商合意に極めて十分な可能性ある」
「通商交渉期限を7月末に限定」

【米株式、債券市況】

NYダウ平均 25,763.16(+157.62)
ナスダック総合 9,726.02(+137.21)
米10年債利回り 0.720(+0.021)【為替相場】
ドル円107円台前半。米株が続伸するも、ドル円は方向感にかける展開

東京時間:

ドル円は107円台前半でスタート。日経平均株価が軟調に推移する中、ドル円は株安に連れてじり安の展開。終盤に株価が下げ幅を拡大した場面では107円割れを試すも、その後は持ち直しを見せ、結局107円20銭付近でクローズ。海外時間:

欧州株が軟調に推移するも、米株先物の下げ幅縮小もあってドル円は底堅く推移。その後、NY時間に入ると前日比マイナス圏で寄り付いた米株がプラス圏を回復し、これに連れて米長期金利も上昇するも、ドル円の上値は重く107円20銭台での値動きが続いた。

<今後の材料>
米株の続伸を受けてセンチメントがやや改善したのか、為替相場ではドル全面安の展開。リスク選好の動きから広い通貨に対して円も売られた為、ドル安・円安の中でドル円は小動きが続いた。

先週末は北京でコロナ感染拡大が確認され、第2波への懸念が高まる状況であるものの、株式市場の参加者にとって先週末の米株大幅下落は単なる買い場となった。株価は上下に振れながらも堅調に推移すると見られ、ドル円に関しては引き続きドル売り(買い)と円売り(買い)が交錯し、上下に動き難い展開が続くと予想される。

本日のドル円予想レンジ:107円00銭~108円00銭

【香港市場】
ハンセン指数(前日終値) 23,776.95(-524.43)
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.85

【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1220/+1270

Source: Bloomberg