経済情報

本日の金融トピック 2020.7.30

日経平均 22,453.07(前日比+55.96)
USD/JPY 105.05/10
CNH/JPY 15.00/03

LDN-NYC
HIGH
LOW
CLOSE
USD/JPY
105.20
104.77
104.92
USD/HKD
7.7502
7.7500
7.7501

【トピックス】
パウエルFRB議長:
「力強い景気回復を確実にするため必要な限り手持ち手段活用に引き続きコミット」
「FOMC、長期目標の達成を強化する文言に焦点を当てる可能性」
「必要ならフォワードガイダンスと資産購入の調整可能」
「景気回復のペースは6月の感染拡大以降、鈍化したようだ」
「利上げを考えることを考えてさえいない」

【米株式、債券市況】

NYダウ平均 26,539.57(+160.29)
ナスダック総合 10,542.94(+140.85)
米10年債利回り 0.577(-0.004)

【為替相場】
ドル円105円丁度付近。ドル売り優勢の中、ドル円は小幅に下落

東京時間:
ドル円は105円台前半でスタート。株価が軟調に推移する中、ドル円はほぼ
動意なく推移。しかし欧州入りにかけてドル売りが強まると、ドル円は104
円80銭付近まで下落。

海外時間:
ユーロ売りが一服するとドル円は105円台を回復。FOMCを控え、その後は105円丁度付近での値動きが続くも、FOMCで現在の金融緩和策の長期化が示唆されると104円77銭の日中安値を記録。しかしドル売りの動きは続かず、その後は105円丁度付近での値動きが続いた。

<今後の材料>
FOMCでは特段のサプライズはなかったものの、景気回復に向けてあらゆる
策を尽くすスタンスを表明。ドルは主要通貨に対して全面安となり、ドル
インデックスは一段と低下(93付近)した。

米10年債利回りが0.6%付近で定着する中、実質金利の低下(インフレ期待)やユーロ高(EUの景気回復期待)がドル売りの材料となってきた。しかし、経済活動が抑制される中でインフレ期待が一段と高まるとは予想し辛く、また、(新型コロナを上手く抑制出来ているとされる)EUについても景気回復が一本調子で続くことは期待し難い。実質金利低下・ユーロ高を背景としたドル安の継続性には疑問符があり、底打ちが近づいている可能性も相応にあるだろう。

本日のドル円予想レンジ:104円60銭~105円60銭

【香港市場】
ハンセン指数(前日終値) 24,883.14(+110.38)
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.56

【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅(執筆時気配値):+1410/+1460

Source: Bloomberg