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【為替】トルコリラ円見通し 対円最安値更新、地政学的リスク多く更にリラ売り継続

トルコリラ円見通し 対円最安値更新、地政学的リスク多く更にリラ売り継続

現在トルコリラが悲惨な状況になっています。FXでスワップ狙いでトルコリラを保有している方は、大損になっていると容易に想定出来ます。

【概況】
以前に以下の記事を記載しましたが、現在の価格は、10月28日時点11時時点で12.72円となっています。前回の記事で高金利に目がくらみ投資してはいけないと当方が記載していることが的中しています。

トルコリラ円は10月14日午前安値で13.26円を付けて対円での史上最安値を更新している。

2020年10月14日の公開記事

 

以下、日経新聞からの引用となりますが、概況(2020年10月28日時点)となります。

トルコリラが一段と下落している。27日の東京外国為替市場で一時1ドル=8.13リラ台をつけ、初めて8リラを割り込んだ26日に続いて最安値を更新した。先週にトルコ中央銀行が市場の予想に反して利上げを見送ったことに加え、欧米との政治的な関係の悪化も嫌気された。

引用:日経新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65526050X21C20A0EN2000/

この様な状況下で、トルコ人の中間層は、金の購入に向かっている模様です。金の購入について一時的な避難方法として教科書的に正しい行動と思います。更に先を見据えて言えば、金ではなく仮想通貨ビットコインを購入したら中長期で2重取りが出来ると思います。

その理由の1つは、トルコリラからの避難、2つ目は、ビットコインの利益となります。ビットコインは、既に一般的に浸透して来ており更に活発になると思います。

現在は、仮想通貨に対して疑心暗鬼の方もいれば廃れていくとの意見もこの数年でありましたが、その様な認識は本人の勉強不足又は情報への感応度が低いと考えます。

トルコリラチャート

引用:楽天証券

対円で、12.72円と最安値を付けています。ちなみに金利は、8.25%となっています。

リーマンショックの時、トルコリラに投資していたことがありトルコリラは二度と投資しないことに決めました。その理由は、金利≒リスクの高さを言えるためです。

チャートを見ても分かるように13円と言うのは、安いようで安くない感覚が重要となります。FXトレーダー(スワップ狙い投資家)が、アフィリエイト口座開設を目的にトルコリラは良い、日本と比較して8%台は、投資妙味があり、投資を推奨する状況を見ます。その様なインチキ投資家のブログを見て投資を行ってはいけません。

例えば、レバレッジ2倍で16%、3倍で24%と謳うのは初心者投資家を退場に向わせる上等文句です。理論上は、16%、24%となりますがスワップ金利はこのような下落には、耐え切れない位含み損になります。そして、ナンピンしても耐え切れ状況に陥ってしまいます。

新興国のスワップ狙いで長期投資は、控えた方が間違いないと考えています。損切、撤退の結末が見えているからです。スワップ金利を得ることで、含み損が解消する等の無責任な説明がありますが、下落する時のスピードは信じられない位に早いです。

トルコリラがこのような暴落状況になっている事、またこのような通貨に投資してはいけないと思い、緊急で記事として取り上げました。