経済情報

本日の金融トピック 2020.7.14

日経平均 22,621.42(前日比-163.32)
USD/JPY 107.21/26
CNH/JPY 15.27/30

LDN-NYC
HIGH
LOW
CLOSE
USD/JPY
107.32
107.02
107.30
USD/HKD
7.7512
7.7504
7.7509

【トピックス】
ポンペオ米国務長官:
「南シナ海における中国の領土主張は不法なもの」

トランプ米大統領:
「第1段階の米中合意に変わりはない、中国の購入続く」

トランプ政権関係者:
香港の米ドル・ペッグに打撃与える案取り下げ

【米株式、債券市況】

NYダウ平均 26,085.80(+10.50)
ナスダック総合 10,390.84(-226.60)
米10年債利回り 0.618(-0.015)

【為替相場】
ドル円107円台前半。米株は途中で失速するも、ドル円は107円台をキープ

東京時間:
ドル円は106円台後半でスタート。日経平均株価が堅調に推移する中、ドル
円は同水準で小動き。しかし欧州入りにかけてドル買いが優勢となると、
この動きに連れてドル円は107円台を回復。

海外時間:
欧州時間に入ると、米株先物やそれに連れて米10年債利回りが上昇したことでドル円はじり高の展開。主要通貨に対してドルは売り優勢となるも、ドル円に関してはその後米株が堅調に推移したことで円安がすすみ、一時107円32銭の高値を記録した。しかし株価が失速しドルが買い戻され始めたことで伸び悩み、107円台前半でクローズ。

<今後の材料>
米株はS&P500が一時直近高値を更新するなど堅調に推移。株高・米金利上昇を受けてドル円は107円台を回復するも、新型コロナへの懸念や米中の緊張の高まりを受けて株価が失速したことで、上値を追う動きは限定的となった。

米中関係の悪化は市場も既に織り込んではいるものの、昨日のポンペオ国務長官の発言は南シナ海について言及し始めたことについては注目に値する。この発言だけをもってリスクオフが進むとは想定しないものの、中国側が黙っている訳もなく、今後の動向には注意したい。それ以外では特段の材料はなく、市場については様子見の展開が予想される。株・為替ともに現在の水準での小動きが続きそうだ。

本日のドル円予想レンジ:106円80銭~107円80銭

【香港市場】
ハンセン指数(前日終値) 25,772.12(+44.71)
HKD/JPY(海外市場CLS) 13.84

【オフショア人民元相場】
オフショア人民元1年物スワップ幅:+1390/+1440

Source: Bloomberg